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2017年 05月 03日
室生寺は山深いところにありまして はっきり言って不便な場所です これは21世紀に限らず 建立された奈良時代からと思われます 雨乞いや山岳修行の地でしたから そんな簡単にやってこれるようじゃご利益半減 見学時はまだ桜が満開でした 華やかで女人高野と呼ばれる イメージ戦略に沿った演出ですねぇ 山門はいってすぐの売店 磁場が強くてね 入ったらあなた、ほしいものだらけで お土産買いましたよ いきなりグッズの話ですみません 室生寺といえば誰を思い浮かべますか? ワタクシは土門拳、そして桂昌院です 奈良旅行中の記事にも土門拳を連呼してましたっけ 土門拳絵葉書です~ こちらが土門先生が門前の橋本屋旅館で 待ちに待ったという雪の五重塔 旅館の女将さんが朝起きて雪が降ったいた朝 先生!と叫びながら起こしたとかいう有名な話 土門先生がひたすら待った雪です 芸術家は芸術の為ならば雪すらも待つのだ 上は三浦和義えっ!?ロス疑惑? いやいや写真家ですね。の作品夜の金堂 下は土門先生の金堂です ワタクシの金堂写真はというと・・・ ワハハ 金堂の見方が全く違います 懸造りと屋根の結合箇所を入れてます この建物は平安時代に建てられ、鎌倉時代に リフォームされたのです リフォーム、懸造りと東大寺三月堂に似ている 今年初めから懸造り、気になるのです 垂木が~ よくもまあうまいことつなげました ベランダ部分をリフォームしたんですね~ 山を背景にしてはるか遠くを 仏像が見渡すような造りです 金堂には超有名な十一面観音さまが立ってます この観音さまはおなかが出ている 妊婦をモデルにしているとか (藤原良房の娘さん明子さん) しかしワタクシのハラのほうが十分出てる 萬年臨月 これは屋根の重みを柱と他に分散させる 蟇股(かえるまた) ココに薬ツボが彫られているのです 金堂のご本尊は釈迦如来ですが 平安時代には薬師如来が本尊だったと思われるとか まー何しろ1000年も前の話ですからね オーナーチェンジもあったでしょうよ 桂昌院ロゴ、桂昌院ブランドに使用されている 西33観音でも見かけました 桂昌院、八百屋の娘さんでありながら 江戸城大奥で蝶のように舞い蜂のように刺し 上さま~おなさけを~ のラブコールが成功 綱吉公の生母としてのし上がった 潤沢な資金力て日本中の寺のパトロンとなる と書くとすっごい毒女に見えますが この日ちょっとお話ししたお寺の方は 桂昌院さまのおかげで・・とかなんとか 平成の御代ですら感謝されてるんですよね~ 金堂に限らず室生寺は江戸時代 この女性の登場と資金力で活性化 また、オーナーが願っても入れなかった高野山 その代わりとしてこの寺に加持祈祷オーダーした そこからこっちは女人高野の名で全国区になったのです 奈良時代は興福寺系ですから法相宗 そのお寺の山岳修行の地でスタートし 江戸時代女性向けへ舵をとったのでした
by trintrin
| 2017-05-03 11:46
| 国宝(オタカラ)
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