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2016年 05月 29日
国宝金堂 なんとおおらかで美しいデザインなのでしょう 飛鳥時代からずーっと立っています 最近こういう古代建築見てるせいか 人の人生ってはかないとつくづく思う わずか100年くらいしか生きられないなんてね あっという間ですよ 美しい 金堂は中門の中に五重塔と一緒にある 奈良時代この中門の中には誰も入れなかった 特別な日にお坊さんだけが入って経を唱えた ここはホトケさまの住む世界、結界されていたのですね この石にお経をおいていたそうです お堂に入れたのは大工さんたちだけだった そのくらい大工さんの地位は高かったのです 大工さんたちは聖徳太子の教えを学び守った 聖徳太子の教えが理解できなければ建物の保守は 叶わなかったということでしょう 写真に松が写りこんでいます 結界された中に植物があると言うのは 寺の力の低下を意味します 結界された中の保守が十分に出来ていなかった つまりオカネが足らなくてメンテナンス不足に陥ったのです そりゃ1300年もあればリッチ世代、ビンボー世代とあって 当たり前ですね 金堂は2階建てに見えますが実はハリボテ 隣の塔とのバランスからお神楽のっけたわけだ そこにこのような龍の細工があります これは江戸時代につけられた新しいものです 全然建物に似合っていませんね 江戸時代くらいまで歴史が下るとですね 建築は意匠、美装に重きを置くのです 技術と言うよりも道具の発達、充実からだそうです 江戸時代の修理は五代(徳川綱吉)のころ 法隆寺から江戸に宝物を運び展示勧進した 今と一緒ですね 阿修羅のおかげで興福寺再興みたいな 法隆寺のオタカラに感激、感動した 綱吉と桂昌院がすっごーーいお金出した そしたらこの龍がくっついた 無粋な。。。 灯篭には葵の紋とともに桂昌院の紋も この親子 「おいぬさま」以外にもイロイロとやらかしてますねぇ 桂昌院の寺社寄進は素晴らしい結果と このように残念な遺物となっているケースと 両方ある それだけ力があったわけだよなぁ 残念と思っているのは西岡師とワタクシくらいかもですが。。。 金堂は昭和24年ころに火災を出してます 昭和の大修理中だったため宝物は移動していたが 壁画は見るも無残に蒸し焼きされてしまった これは芸大で復元ものを見学したっけ 法隆寺に限らず金閣寺も放火で消失しましたね あの時も修理ではずされていた鳳凰だけが残ったんです 彫刻ものは移動がききますから残りますね 三井寺の賽銭箱や小さめの仏像には滑車がついていて 戦争や火災のときはゴロゴロ押して避難 大きな仏像は賽銭箱に乗せたとか 移動できれば火から逃げられる 「箱」はもう全然だめです 何度も言うが良くぞ燃え崩れもせず、雷も落ちず 残ったものよのう これぞ真のパワースポットじゃないかと思う
by trintrin
| 2016-05-29 12:19
| 国宝(オタカラ)
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