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2015年 12月 12日
日本には数え切れないほどの企業がございますね
その中で創業100年を越える老舗はぐんと数は減る わが国の大きな建物は竹中工務店が多く手がけています 東京、名古屋、大阪、福岡にあるドームは竹中の仕事 その竹中工務店ですがなんと非上場!なんです そしてこの竹中は創業が織田信長の時代だった 親方さま~ 日本建築の髄までをも知り尽くしている竹中工務店が 木造建築の歴史を博物館にしています ワタクシは世界で行ってみたいのは イスタンブールとスリランカですが 日本で行きたいところの上位に この竹中大工道具館がございました ※音がでまーす! 悲願達成 なぜコチラに恋焦がれていたかと言いいますと 最後の宮大工、昭和の鬼と呼ばれた 法隆寺宮大工西岡常一師のコーナーがあるのです 西岡師は法隆寺の昭和大修理を行ったばかりか その技術を見込まれ 法隆寺そばの法倫寺、また薬師寺の塔再興など 奈良時代の仏教建築を20世紀によみがえらせたのです みなさん!よみがえらせるって簡単に言っちゃいましたが 木さえあれば出来るってもんじゃあないんです 鉋、やり鉋、釘などみんな その時代のものがなければ作れないんですよ 和釘なんて鉄の成分まで、形もまねてです つまり釘を通来る職人さんへ渡す材料まで作るんです 伊勢神宮が20年に一度作り直すというのは その技術が廃れないためでもある ということがなるほど理解できるじゃないですか 西岡師はお寺の書庫でカビくさい本 そんな読めないような資料をひっくり返して調べて計って。。。 塔をつくりました ワタクシ、尊敬する人というのは 弘法大師と西岡師そして六代目(六代目菊五郎)です 今までも折に触れこのブログにも 西岡師について熱く語ったこともございました 新神戸駅すぐ横にある大工道具館 一部鉄筋コンクリートですが意匠は木造 門から木造!かっこええぇぇ 入場料500円でした ふえー500円じゃたいした展示はないのか?竹中の自慢だけか? と一抹の不安がよぎりましたが もうここね!ここ!素晴らしいですよ 3日くらい入り浸りたいです 師の直筆ノートが展示されていました まあ小さな几帳面な字と数字が! 師の引かれた法倫寺三重塔図面もです そして復元された和釘 師の想像からの復元やり鉋も! うわーこれで奈良に白鳳建築を現したのか!! オタカラ 塔の図面下部に 法隆寺流大工西岡常一 と署名が~ ちょっと泣けた ご一緒してくださった方に きっと涙すると思う と言ってたがまさか本当にじんわり来るとは! 西岡師は初対面の方とのご挨拶に 法隆寺の田舎大工西岡です っておっしゃったそうです うひょーかっこいいぃぃ 展示の中にボタンを押すと師の声が聞こえるコーナーがありました 思わず拝みそうになりました 西岡師は大東亜戦争にも行かれたそうですが 手先の器用さとその技術力で馬小屋なども設計されたそうです 設計はしたが作りはしなかった それは宮大工は一般建築をしないという大昔(多分奈良時代とか) からのおきてを守ったからです 戦争が終わり食べるに困っても決して家の普請はやらなかった ブレないですねぇ ブレないというかそういう世渡りの出来ない人だったのでしょう もうなんだか書いててワケ判らないですが とにかくワタクシが興奮し涙した竹中大工道具館 また行きたい:★★★★★ ご案内くださった奥さま、心より厚く御礼申し上げます
by trintrin
| 2015-12-12 13:20
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