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2015年 11月 29日
菊ちゃんはオヤジさまと二人で素おどり 三番叟を踊った 30分位の長い踊りで後半汗びっしょり 数年前に国立劇場でも素踊りしたけど その時も襟が汗で色変わってたっけ オヤジさまと向きあうシーンがありまして 男同士、若いもんにや負けねえ!オヤジにゃ負けねえ というような強い眼力だったよ 菊ちゃんの踊りってこんなに力強かったっけ? 夏の北州も良かったけど美しいだけではない踊りでした その後に今度は女形に衣装もこしらえて登場 あの「雪」です! 「あの」としたのは「雪」といえば「武原はん」さんです 武原はんさんといえば雪というくらい有名ですが 玉さまが武原はんさんとそっくりなつくりで雪踊っています 菊ちゃんの今回の雪は全く違いました 袱紗使って踊っていた キレイ どのくらいキレイかっていうと 祇園の芸者さんたちよりうーんとキレイでした 芸者さんがイマイチというわけではないのですが なんといっても体格が全く違うでしょ 舞台の大きさに負けない体格というのは男の人でしかもてないのでは? よく、どんな大きな舞台でも小さくは見えないとか言いますが ワタクシはそこまで踊りを見ているわけではないですので やはり男性(歌舞伎役者ということ)の大きさは圧倒的に見栄えが違う 女性が女性を踊ることよりも男性が女性を踊るということは 制約やハンディを乗り越えているのでなお更女性っぽくなるのでしょう 美しい菊ちゃんと迫力アル親子踊りで堪能しました しかし、しかしですね 今年はコレが見納めかと思うと もう悲しくなっちゃったよ あーもう正月まで見られないのか! それは長すぎる「待て」期間です 早くお正月になりますように と下りてくる緞帳に向かって拍手しながら心の中で叫んだ
by trintrin
| 2015-11-29 11:34
| 音楽・観劇
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